Slackが8000万米ドルのアプリ開発者向け基金を設立

世界規模でのシェアを誇るSlackが基金を設立

Slackがアプリを製作する企業向けに基金を設立したことを発表しました。現在、世界や日本のあらゆる企業で、チャットツール“Slack”(Flickrの共同創始者として有名なスチュワート・バターフィールドが開発グループの一人)が導入されています。8千万ドルもが出資されたファンド“Slack Fund”は、ベンチャーキャピタル企業のAccel、Andreessen Horowitz、Index Ventures、KPCB、Spark Growth、Social Capitalと連携したかたちでつくられました。この投資は、Slackの機能に幅を持たせるアプリや、本サービスの存在感を高める企業アプリケーションの成長をサポートすることを意図しています。立ち上げ初期のベンチャー企業を支援する位置づけにありますが、今後はさらに出資額が増える可能性もCEOのスチュワート・バターフィールドにより述べられています。

更なる存在感の確立へ

Slackを使用するユーザーは1日あたり200万人にまで上るとされ、その中でも570,000人が有償版を愛用しています。既に圧倒的な市場シェアを誇るSlackですが、今回のキャンペーンにより、仕事用コミュニケーションアプリそのものへの認知度がさらなる高まりを見せました。現在、日本語への対応は実現していませんが、それでも、使用しやすいインターフェースや仕事効率を高める性能が日本でも高い評価を受けています。今後、社内コミュニケーション円滑化ツールとして、そして、アプリ開発界の“エンジェル投資家”として、日本国内でのSlack人気の高まりが見られることは、想像に難くないでしょう。