Knightscopeが犯罪対策ロボットを開発

ロボットが悪を制する時代か

SF映画やアニメの世界でロボットと共存する私達が描かれることはありますが、そのような想像が現実になろうとしています。スタートアップ企業Knightscopeが犯罪対策ロボットを開発しました。その名も“K5”です。見た目は、丸みを帯びたフォルムから、スターウォーズのR2-D2を彷彿とさせます。K5には、映像転送、モニタリング機能が搭載されており、ひらけた場所、廊下、展示場などあらゆる場所の巡回を行なうことができる仕様です。ロボットに搭載された、360℃の高性能カメラが周りの状況を瞬時に、バックエンドへと送信します。さらに、マイクが搭載され、その場にいる人とのコミュニケーションが可能となっています。

ロボットとの共存が見えるか

実際にこのようなロボットが治安維持という役割を果たせるのかと疑問を抱く方もいるでしょう。実は、既にK5はオフィスやモールで巡回要員として活躍し始めているのです。Knightscopeは、決してこのロボットが警察に取って代わるとは考えていません。あくまでも安全を確保するための補佐としての活躍が期待されています。同社は、K5の貸し出しを1時間6.25米ドルで行なっています。管理社会への道を歩み続ける私たちの世界で、ロボットの存在感が増していることは事実です。これを便利なツールとして活用できるのか、恐るべき管理の一端と捉えるかで意見が分かれるかもしれません。