2020年東京オリンピック海外観光客へ向けた自販機設置“大作戦”とは

多言語自販機を設置へ

2020年のオリンピックが東京に決定した瞬間は未だ記憶に新しいもので、あの感動は未だに皆さんの心の中に残っていることでしょう。海外から波のように押し寄せる人々を迎えるのが、日本ならではのおもてなしです。テクノロジー先進国の意地を見せるべく、日本コカ・コーラが自動販売機を多言語対応へと変更し始めました。その言語数は中国語、英語など計15言語。これにより、海外の人でも購入方法や製品の情報が理解できるようになります。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに全国に8万台を設置する予定です。

気になる海外の反応は

自動販売機に設置されたタブレットに話しかけ、飲み物の“種類”、“商品名”、“おすすめ”の項目から順々に選んでいく仕組みが英語で紹介されたウェブサイトでは、海外からの反応は意外と冷ややかで、「使用が面倒なので、必要に迫られた時にのみ使用する」や、「なんでオリンピックのためだけに、こんな高価なものを用意しているのか…」といった声が聞かれます。日本が気合いを入れたものの、肝心のターゲットに思いが届くのかどうか疑問が残ります。“丁寧な対応”に力を込め過ぎたあまり、「自販機の前に5分も立ち、面倒な操作をしたくはない」という海外の人の意見(正論)に繋がってしまうのは皮肉なものです。